チワワならこの保険!本当に必要?いつから入るべき?

チワワとペット保険

全国のチワワを飼っている皆様、ペット保険ってどうしてますか?

自分なんかは、そもそも保険というものに懐疑的で、人間向けの保険加入にも躊躇していたレベル。

だって、

「払った保険料の合計額とその都度払う医療費どっちが高いの?」

って思いませんか?

ということで、しっかり計算してみましたよ。

計算してみてわかったことを先に一つだけ。

「将来のリスクを予想しても正確な数値で表すのは不可能」

だから保険という商品が成り立つわけなんですが。

チワワの病気・ケガリスク

チワワは、メキシコ原産の愛玩犬。体重は成犬でも0.5~3kg前後と超小柄。犬種の中でも世界一の小ささだそうです。そんなかわいいボディに大きな瞳が特徴のとにかくペットとして人気なワンちゃんですよね。被毛に種類があり、ふさふさのロングと短めのスムースがいます。見た目の印象が結構変わってきます。

小さいけど勝ち気でキャンキャン吠えたり、噛んだりするので、しっかりしつけをしたいところです。日々のお手入れはほかの犬よりも楽なので、飼いやすいです。

そんなチワワさんは、高額医療費がかかるような病気のリスクは比較的小さめ。とはいえ気を付けないといけない病気は結構あります。

僧帽弁閉鎖不全症
気管虚脱
気管支炎
歯周病
流涙症
緑内障
乾性角結膜炎
ドライアイ

高齢犬になってから、大きめの病気で注意したいのは、循環器系、つまり肺・気管・心臓・血管あたりです。老犬はこれらの機能が落ちてくるのは仕方のないことですが、肥満に注意したり、暑さ、寒さ、湿度の管理などが重要になってきます。

チワワの魅力でもある大きな目に関する病気も注意です。緑内障は進行すると失明のリスクもあるので、ちょっとした炎症でも早めの治療が求められます。流涙症もチワワに多い病気です。外傷に注意しましょう。

保険に入っていると、こういう時に気兼ねなく病院にいけるので、通院補償タイプのプランに加入しておくと安心感があります。乾性角結膜炎、ドライアイも高齢犬ほど起きやすいので愛犬の様子を常にチェックしましょう。

耳が立っているチワワは耳の病気のリスクは低めですが、毛の長い子の場合は注意が必要です。日ごろのケアが大事です。

ちなみに保険の対象になりにくい、先天性疾患については比較的多いチワワさん。

水頭症
先天性心疾患
膝関節異常
口蓋裂

気を付けようがないものもありますが、リスクとして把握しておくといいでしょう。

チワワの場合、通院を補償しつつ保険料が安めの保険がよいのではないでしょうか。通院メインで考える場合、免責金額がゼロのプランがおすすめです。

免責金額がゼロのいぬとねこの保険 プラチナ90%プラン 楽天のあんしんペットL 、歯周病や小型犬に多い膝蓋骨脱臼も対象に入る、PS保険 70%補償 あたりは比較的おすすめです。

通院補償だと、病院窓口で精算できる窓口割引型の保険商品もあります。ただ、他の保険よりも保険料が割高になるので、個人的にはあまりおススメしません。自分でちゃんと申請すればいいだけですから。

チワワの保険加入時の分類は?

犬のサイズ分類って実は統一されたものはないようです。
ドッグフードとかだと、超小型犬、小型犬、中型犬、大型犬なんて括りが多いですかね。
チワワは世界最小の犬種であり、超小型犬に分類されます。

ペット保険には超小型犬という分類はなく、小型犬になります。チワワはペット保険会社としても病気リスクの少ない犬種として考えられています。

PS保険
「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類。
チワワは、「小型犬」です。
いぬとねこの保険
「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類。
チワワは、「小型犬」です。
アイペット
「犬I」「犬II」「犬III」の3つに分類。
チワワは、「犬I」です。
ペット&ファミリー
「小型犬」「中型犬」「大型犬」「特大犬」の4つに分類。
加入時・継続時の体重で決定。
小型犬 7.2kg以下
中型犬 19.8kg以下
大型犬 39.6kg以下
特大犬 39.6kg超
チワワは、「犬種分類表」によると「小型犬」に分類されています。
アニコム
品種によって「A」「B」「C」「D」「E」の3つに分類。単純な犬のサイズではなく、リスクの高さでランク付けされています。
チワワは、「A」に分類されます。

チワワ向きの保険とお金

各保険のプランをいくつか抜粋して、わかりやすく月額の数字で並べてみました。

―0歳の場合―

会社 プラン 月額
PS保険 50%補償 ¥1,430
70%補償 ¥2,120
100%補償 ¥2,640
いぬとねこの保険 プラチナ 50%プラン ¥1,870
プラチナ 70%プラン ¥2,620
プラチナ 90%プラン ¥3,370
楽天 安心ペットS (80%補償) ¥570
安心ペットM (70%補償) ¥950
安心ペットL (70%補償) ¥2,420
ペット&ファミリー げんきナンバーわんSLIM プラン50 ¥1,550
げんきナンバーわんSLIM プラン70 ¥1,790
アニコム ふぁみりぃ50% ¥2,450
ふぁみりぃ70% ¥3,250

超小型犬のチワワも他の小型犬と保険料はほぼ一緒です。アニコムだけは分類「A」となり他の小型犬より安くなります。

次に、対象となる病気・ケガ・治療で比較してみます。

◎会社によって差のあるもの

PS保険
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」、「膝蓋骨脱臼(パテラ)」、「歯科治療」、「レッグ・ペルテス」対象じゃない・・・「停留睾丸」、「臍(さい)ヘルニア」、「股関節形成不全等の遺伝性疾患」、「保険責任開始前に獣医師の診断により既に発見されている先天性異常」

いぬとねこの保険
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」、保険期間中に獣医師により初めて発見された遺伝子疾患及び先天性異常対象じゃない・・・膝蓋骨脱臼、股関節形成不全症、レッグペルテス、歯科治療 責任開始日以前に発症した遺伝子疾患及び先天性異常

げんきナンバーワン
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」条件付きで対象・・・「股関節脱臼」、「膝関節脱臼」、「膝蓋骨脱臼」、「停留睾丸」、「臍ヘルニア」、「そけいヘルニア」

対象じゃない・・・「先天性・遺伝性疾患」

楽天
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」対象じゃない・・・「膝蓋骨脱臼」、「股関節形成不全」、「レッグ・ペルテス」、「停留睾丸」、「臍(さい)ヘルニア」、「歯科治療」

FPC
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」、「膝蓋骨脱臼」、「歯科治療」対象じゃない・・・「股関節形成不全」、「レッグ・ペルテス」など遺伝子疾患及び先天性異常

◎共通で対象となることが多いもの

異物誤飲
骨粗しょう症
気管支炎
胆泥症
慢性肝炎
慢性腎炎
肺炎
膀胱炎
外耳炎
腎不全
膀胱結石
肺捻転
など

補償の可否がわかれる病気・ケガでチワワに関係が強そうなのは、膝蓋骨脱臼、ガン、歯周病などでしょうか。誤飲が対象外の保険もたまにあるので、注意です。

保険料と補償のバランスを考えると、PS保険 70%補償 いぬとねこの保険 プラン70 あたりがよいと思います。

ペット保険の必要性とは?(チワワ編)

ペット保険に何歳で入るべき?

いつから保険に入るかも考えないといけないですね。

まず、基本的にはペット保険に入ろうか考え始めたときに加入するのがよいです。後でも大丈夫だろうと考えていると、なんとなく忘れたままになり、病気になってから入っておけば・・・と思うパターンになります。以前飼っていた別の犬の時がそうでした。一度病気になると新規加入しづらくなる場合もあります。

といっても病気やけがのリスクが大きいのは、シニア犬、高齢犬なので、若いうちの病気はないと信じて年齢が上がってから加入するのもありだとは思います。実際に、2~3歳くらいの若い犬は保険料以上の治療がかかる可能性はそこまで高くないと思います。

チワワのような小型犬の場合、6年で人間の40歳程度、11年で人間の60歳程度と考えると、だいたい想像がつくでしょうか。7歳以上は老犬と呼ばれるようです。

ペット保険には新規加入ができる年齢が決まっています。年齢が上がると入れない保険やプランも出てくるので、条件の良い保険に入りたい場合、加入時期の見極めが重要です。豊富な選択肢から選びたい場合、少なくとも7歳11か月までには加入したいところです。

ちなみにPS保険は8歳まで、いぬとねこの保険と楽天は10歳まで、ペッツベストは16歳まで新規では入れます。(病歴などの加入条件はあります。)

総支払額で考える保険の必要性

やはり払った保険料の合計額とその都度払う医療費どっちが高いのか考えちゃうんですよね。

そこで加入時期による総支払額がどれくらいになるのか、平均年齢の14歳を基準にして、表にしました。例えば、PS保険の100%補償に3歳から加入すると、14歳までに計¥582,840の保険料を支払うことになります。(割引金額やその他オプション契約を考慮しない暫定額です。)いつごろ入るべきか考えるうえで参考にしてください。

プラン 3歳→14歳 5歳→14歳 7歳→14歳 9歳→14歳 会社
安心ペットS (80%補償)
※手術のみ
¥189,480 ¥172,800 ¥153,840 ¥130,080 楽天
安心ペットM (70%補償) ¥257,160 ¥236,040 ¥210,840 ¥175,680 楽天
げんきナンバーわんSLIM
プラン50
¥340,200 ¥299,880 ¥252,960 ペット&ファミリー
50%補償 ¥351,360 ¥309,840 ¥259,440 PS保険
フリーペットほけん 50 ¥364,800 ¥317,040 ¥259,680 エフ・ピー・シー
プラチナ 50%プラン ¥380,760 ¥339,600 ¥295,440 ¥239,040 いぬとねこの保険
げんきナンバーわんSLIM
プラン70
¥422,160 ¥374,640 ¥318,000 ペット&ファミリー
70%補償 ¥438,480 ¥381,120 ¥316,200 PS保険
フリーペットほけん 70 ¥446,640 ¥388,080 ¥317,760 エフ・ピー・シー
医療保険ベーシックプラン ¥489,840 ¥420,840 ¥346,320 ¥267,360 ペッツベスト
プラチナ 70%プラン ¥532,920 ¥475,320 ¥413,520 ¥334,560 いぬとねこの保険
100%補償 ¥582,840 ¥510,360 ¥425,640 PS保険

単純に金額だけで見てしまうと、なんとなく損する可能性が高いように思えてきますが、考えなければならないのは、想定以上の治療費が突然必要になってしまうときにどうするか、どうリスク回避するかという点です。

想定しづらい部分ですが、最悪の状況になってしまったとき、保険未加入で対応できるかどうかがポイントになります。

なってしまったら仕方がない、その場で対応するという考えの場合は、無理に保険に入る必要はありません。
ちょっとしたケガや1日程度で回復する病気くらいだと、総支払額以上の補償額に達することはないでしょう。
長引いてしまう病気についてどう考えるかですね。ちなみに私の体験した実例としては、以前飼っていた犬の時は、1年で60万円程度の医療費がかかった年もあります(手術をしました)

保険未加入でした。

チワワをはじめとする小型犬は長生きすることも多いですから、加入時期は少し悩ましいかもしれませんが、個人的には7、8歳以降はいつ病気になってもおかしくないと思います。人間換算でも50代くらいですからね。

迷ってる方もとりあえず、いくつか資料請求をして比較するとよいです。保険を知ることで、病気やけがのリスクをより考えるようになり、愛犬のケアにも身が入るなど、ささいな付加価値もありますよ!

おすすめペット保険会社

会社名
/保険商品例
資料請求
ペットメディカルサポート
/PS保険
資料請求
楽天少額短期保険
/安心ペット保険
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日本ペットプラス少額短期保険
/いぬとねこの保険
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ペット&ファミリー
/げんきナンバーわん
資料請求
ペッツベスト少額短期保険株式会社
/ペット医療保険
見積もり

この記事では主に、金額面を中心に比較していますが、保険料と補償のバランス、免責金額、上限など多角的に比較したい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

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