ミニチュアシュナウザーとペット保険
全国のシュナウザーを飼っている皆様、ペット保険ってどうしてますか?
ミニチュアシュナウザーを飼いはじめて、最初のうちは犬が家にいる環境に慣れることで全力で、保険のことなんて全然考えていませんでした。
そもそも保険というものに懐疑的で、人間向けの保険加入にも躊躇していたレベル。
だって、
「払った保険料の合計額とその都度払う医療費どっちが高いの?」
って思いませんか?
ということで、しっかり計算してみましたよ。
計算してみてわかったことを先に一つだけ。
「将来のリスクを予想しても正確な数値で表すのは不可能」
だから保険という商品が成り立つわけなんですが。
ミニチュアシュナウザーの病気・ケガリスク
ミニチュア・シュナウザーは、ドイツ原産の番犬。農場などで家畜の番やネズミ捕りをしていた活発なテリア種です。頑固で神経質という気難しい面も持っていますが、とても賢いおりこうな犬です。
そんなシュナウザーさんがかかりやすい病気はこんな感じです。
甲状腺機能低下
外耳炎
乾性角結膜炎
ドライアイ
肝・胆道疾患(高脂血症など)
泌尿器疾患(尿石症など)
血液・免疫疾患
内分泌疾患
皮膚疾患
うちの犬は赤ちゃん犬のときに耳をよく掻いていて、病院に行くと軽い炎症を起こしているといわれたことがあります。シュナウザーは脂漏性体質かつ、耳の毛が多いので、汚れがたまりやすいです。垂れ耳の子は、通気性も悪いので困ったものです。耳の掃除や耳毛のカットなど、こまめなケアで防げる部分もありますが、悪化するとよくないので注意です。
うちの犬は皮膚が弱めです。シャンプーも一番刺激が少ないものにしてます。
シャンプーのしすぎでも起こる、膿皮症をはじめとして、シュナウザー面皰症候群、脂漏性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎など皮膚の病気は起こりがちです。
高脂血症は中性脂肪が多すぎる状態を指しますが、ミニチュアシュナウザーは遺伝的になりやすい体質のようです。
しっかり運動をさせて肥満や糖尿病などにも注意したいところです。
あとは、白内障、難聴、歯周病、など目・耳・歯に関する病気は犬種に限らず可能性があります。
白内障は、老年性、若年性とあるので、若いからといって安心はできません。
ケガで言うと、
足はもちろん、やんちゃなシュナウザーだと顔や目のあたりをケガすることもあります。
一番怖いのは骨折です。治るのに時間がかかるのもちろん、治療費もかかります。
神経質なシュナウザーは足をケガすると精神的にも脆そうなイメージが・・・
ミニチュアシュナウザーの保険加入時の分類は?
犬のサイズ分類って実は統一されたものはないようです。
ドッグフードとかだと、超小型犬、小型犬、中型犬、大型犬なんて括りが多いですかね。
ミニチュア・シュナウザーは、基本的には小型犬に分類されますが、結構大きいので、中型犬よりの小型犬って感じです。
ペット保険は犬のサイズによって保険料が異なることが多いです。サイズ分類は各社基準を設けています。
「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類。
ミニチュア・シュナウザーは、「小型犬」です。
「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類。
ミニチュア・シュナウザーは、「小型犬」です。
「犬I」「犬II」「犬III」の3つに分類。
ミニチュア・シュナウザーは、「犬II」です。
「小型犬」「中型犬」「大型犬」の3つに分類。
ミニチュア・シュナウザーは、「小型犬」です。
「小型犬」「中型犬」「大型犬」「特大犬」の4つに分類。
加入時・継続時の体重で決定。
小型犬 7.2kg以下
中型犬 19.8kg以下
大型犬 39.6kg以下
特大犬 39.6kg超ミニチュア・シュナウザーは、「犬種分類表」によると「中型犬」に分類されています。
うちのパトくんも9kgを超えているので、余裕で中型犬です。
御覧のように、シュナは保険会社によって小型犬だったり中型犬だったりします。
保険料が変わってきますので、計算時に注意です。
ミニチュアシュナウザー向きの保険とお金
各保険のプランをいくつか抜粋して、わかりやすく月額の数字で並べてみました。
―0歳の場合―
会社 | プラン | 月額 |
---|---|---|
PS保険 | 50%補償 | ¥1,430 |
70%補償 | ¥2,120 | |
100%補償 | ¥2,640 | |
いぬとねこの保険 | プラチナ 50%プラン | ¥1,870 |
プラチナ 70%プラン | ¥2,620 | |
プラチナ 90%プラン | ¥3,370 | |
楽天 | 安心ペットS (80%補償) | ¥570 |
安心ペットM (70%補償) | ¥950 | |
安心ペットL (70%補償) | ¥2,420 | |
ペット&ファミリー | げんきナンバーわんSLIM プラン50 | ¥1,870 |
げんきナンバーわんSLIM プラン70 | ¥2,240 |
次に、対象となる病気・ケガ・治療で比較してみます。
◎会社によって差のあるもの
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」、「膝蓋骨脱臼(パテラ)」、「歯科治療」、「レッグ・ペルテス」対象じゃない・・・「停留睾丸」、「臍(さい)ヘルニア」、「股関節形成不全等の遺伝性疾患」、「保険責任開始前に獣医師の診断により既に発見されている先天性異常」
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」、保険期間中に獣医師により初めて発見された遺伝子疾患及び先天性異常対象じゃない・・・膝蓋骨脱臼、股関節形成不全症、レッグペルテス、歯科治療 責任開始日以前に発症した遺伝子疾患及び先天性異常
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」条件付きで対象・・・「股関節脱臼」、「膝関節脱臼」、「膝蓋骨脱臼」、「停留睾丸」、「臍ヘルニア」、「そけいヘルニア」
対象じゃない・・・「先天性・遺伝性疾患」
対象・・・「癌(ガン)」、「椎間板ヘルニア」対象じゃない・・・「膝蓋骨脱臼」、「股関節形成不全」、「レッグ・ペルテス」、「停留睾丸」、「臍(さい)ヘルニア」、「歯科治療」
◎共通で対象となることが多いもの
骨粗しょう症
気管支炎
胆泥症
慢性肝炎
慢性腎炎
肺炎
膀胱炎
外耳炎
腎不全
膀胱結石
肺捻転
など
小型犬に多い膝蓋骨(しつがいこつ)脱臼が補償対象かどうかは、一つポイントになると思います。ミニチュアシュナウザーも一応小型犬なので、足や関節のトラブルは起こりがちです。特に子犬と老犬は高いところから飛び降りてしまったり、ちょっとしたことで足を痛めやすいです。また、足が短めの犬の場合椎間板ヘルニアも注意ですね。
うちのシュナウザーは足の骨はがっしりしていると獣医さんに言われています。
それでも、1歳のころ走り回ってるときに突然ヒャイーンと悲鳴を上げてびっこあしになった時があります。
夜遅かったので、翌日病院に行きました。
獣医さんによると、足を痛めた原因で推測されるものは、
・骨の異常
・筋肉系の異常
・先天的な病気
とのことでレントゲンを撮りました。
幸いにも骨の異常は見つからず、診断結果は軽い捻挫でした。
「もし骨折だったとしたら20万円程度覚悟してください」
と言われていましたし、レントゲンの結果には一安心でした。
また、軽い捻挫と診断されたとはいえ、状態が良くならない場合は、レッグ・ペルテスなどの先天的な病気の可能性もあるので、再検査が必要ともいわれました。
関節の強さは個体差がありますし、なんとなく確認できますが、先天的な病気はわかりようがありませんね。
保険によって補償されるかどうかが変わってくることもあることは覚えておいたほうがよいでしょう。
先天的な病気のリスクをカバーしたい場合は、いぬとねこの保険 がよいです。
ペット保険の必要性とは?(シュナウザー編)
いつから保険に入るかも考えないといけないですね。
まず、基本的にはペット保険に入ろうか考え始めたときに加入するのがよいです。後でも大丈夫だろうと考えていると、なんとなく忘れたままになり、病気になってから入っておけば・・・と思うパターンになります。以前飼っていた別の犬の時がそうでした。一度病気になると新規加入しづらくなる場合もあります。
一般的に病気やケガのリスクが大きいのは、1年半くらいまでの子ども犬とシニア犬、高齢犬です。いつからシニア犬と呼ぶのかはなんとも言い難いですが、ミニチュアシュナウザーのような小型犬の場合、6年で人間の40歳程度、11年で人間の60歳程度と考えると、だいたい想像がつくでしょうか。7歳以上は老犬と呼ばれるようです。
ペット保険には新規加入ができる年齢が決まっています。年齢が上がると入れない保険やプランも出てくるので、条件の良い保険に入りたい場合、加入時期の見極めが重要です。豊富な選択肢から選びたい場合、少なくとも7歳11か月までには加入したいところです。プランによっては、6歳以上は入れない保険もあります。
やはり払った保険料の合計額とその都度払う医療費どっちが高いのか考えちゃうんですよね。
そこで加入時期による総支払額がどれくらいになるのか、平均年齢の14歳を基準にして、表にしました。例えば、PS保険の50%補償プランに5歳から加入すると、14歳までに計¥309,840の保険料を支払うことになります。(割引金額やその他オプション契約を考慮しない暫定額です。)いつごろ入るべきか考えるうえで参考にしてください。
プラン | 3歳→14歳 | 5歳→14歳 | 7歳→14歳 | 9歳→14歳 | 会社 |
---|---|---|---|---|---|
安心ペットS (80%補償) ※手術のみ |
¥189,480 | ¥172,800 | ¥153,840 | ¥130,080 | 楽天 |
安心ペットM (70%補償) | ¥257,160 | ¥236,040 | ¥210,840 | ¥175,680 | 楽天 |
50%補償 | ¥351,360 | ¥309,840 | ¥259,440 | ― | PS保険 |
フリーペットほけん 50 | ¥364,800 | ¥317,040 | ¥259,680 | ― | エフ・ピー・シー |
プラチナ 50%プラン | ¥380,760 | ¥339,600 | ¥295,440 | ¥239,040 | いぬとねこの保険 |
げんきナンバーわんSLIM プラン50 |
¥403,560 | ¥353,760 | ¥293,760 | ― | ペット&ファミリー |
70%補償 | ¥438,480 | ¥381,120 | ¥316,200 | ― | PS保険 |
フリーペットほけん 70 | ¥446,640 | ¥388,080 | ¥317,760 | ― | エフ・ピー・シー |
医療保険ベーシックプラン | ¥489,840 | ¥420,840 | ¥346,320 | ¥267,360 | ペッツベスト |
げんきナンバーわんSLIM プラン70 |
¥510,720 | ¥450,000 | ¥375,000 | ― | ペット&ファミリー |
プラチナ 70%プラン | ¥532,920 | ¥475,320 | ¥413,520 | ¥334,560 | いぬとねこの保険 |
100%補償 | ¥582,840 | ¥510,360 | ¥425,640 | ― | PS保険 |
上記の総支払額を上回る補償が発生するレベルの治療費が、突然降りかかってくるリスクをどう考えるか。また、そうなった場合に保険未加入で対応できるかどうかがポイントになります。
その場で都度支払できるという場合は、無理に保険に入る必要はありません。
ちょっとしたケガや1日程度で回復する病気くらいだと、総支払額以上の補償額に達することはないでしょう。
大きな病気についてどう考えるかですね。ちなみに私の体験した実例としては、以前飼っていた犬の時は、1年で60万円程度の医療費がかかった年もあります(手術をしました)。
保険未加入でした。
ミニチュアシュナウザーをはじめとする小型犬は長生きすることも多いですから、加入時期は少し悩ましいかもしれませんが、個人的には7から8歳以降はいつ病気になってもおかしくないと思います。人間換算でも50代くらいですからね。
迷ってる方もとりあえず、いくつか資料請求をして比較するとよいです。保険を知ることで、病気やけがのリスクをより考えるようになり、愛犬のケアにも身が入るなど、ささいな付加価値もありますよ!
おすすめペット保険会社
会社名 /保険商品例 |
資料請求 |
---|---|
ペットメディカルサポート /PS保険 |
資料請求 |
楽天少額短期保険 /安心ペット保険 |
資料請求 |
日本ペットプラス少額短期保険 /いぬとねこの保険 |
資料請求 |
ペット&ファミリー /げんきナンバーわん |
資料請求 |
ペッツベスト少額短期保険株式会社 /ペット医療保険 |
見積もり |
この記事では主に、金額面を中心に比較していますが、保険料と補償のバランス、免責金額、上限など多角的に比較したい場合は、以下の記事も参考にしてみてください。